ForexTester用 ラウンドナンバー キリ番 時間 グリッド インジケーター (FT2,FT3,FT4,FT5 対応)の評判・使いどころ・注意点|グリッド可視化を「判断の基準」にする方法
本記事では、ForexTester用 ラウンドナンバー キリ番 時間 グリッド インジケーター (FT2,FT3,FT4,FT5 対応)の基本仕様と注目ポイントを整理し、実戦での使いどころを解説します。
まず最初に押さえておきたいポイントは…
結論:キリ番(ラウンドナンバー)と時間グリッドを常時可視化しておくと、検証でも実取引でも「どこで反応しやすいか」「どこまで伸びにくいか」の当たりを早く付けやすくなります。
理由は、FXでは価格の切りの良い水準(例:00/50)やセッションの区切りで注文が溜まりやすく、反発・失速・加速が起きやすいからです。
次の行動として、通貨ペアと小数桁に合わせたキリ番間隔と、検証の目的に沿った時間グリッド(例:H1/東京・ロンドン・NY区切り)を先に決めてから使い始めると失敗が減ります。
なお、ボリンジャーバンドの基礎やRSIの使い方を押さえておくと、「節目×ボラ×モメンタム」の見立てが揃い、キリ番の“効き”を読み取りやすくなります。
記事の信頼性

KPI設計・A/Bテスト・LTV分析の実務経験を基に、裁量の「感覚」を数値化して運用に落とし込みます。本記事は一次情報をもとに、活用すべき場面と見送る基準を客観的に整理します。
対象読者と前提(向く/向かない)
向いているのは、ローソク足の形だけでなく価格の節目や時間の節目を併せて判断したい人、検証ログを残して再現性を上げたい人です。逆に、裁量は最小限にしてEAのみで完結させたい場合は、本ツールの恩恵はやや薄いでしょう。
検証対象は、トレンドフォローでも逆張りでも構いません。ただし「どの節目で反応が多いか」を明確化するため、最初の30日は設定を固定して観察するのがおすすめです。節目前後の勢い判定には、RSIダイバージェンスやMACDダイバージェンスの考え方が相性良く、キリ番の“だまし”を減らす補助線になります。
導入と初期設定(時間足・銘柄・フィルター)
推奨のキリ番間隔
| 項目 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 主要通貨(5桁・3桁) | 100 pipsを基本、必要に応じて50 pipsを追加 | 反応の多い00や50を網羅。線が過密になりにくい。 |
| クロス/ボラ高め | 200 pipsベース+100 pips補助 | 過度な線密度を避け、節目だけを際立たせる。 |
時間グリッドの考え方
- 検証軸が「エントリータイミング」なら H1 グリッドを基本に、分解能を上げたい局面だけ M15 を併用。
- 「セッションの癖」を見たいなら、東京・ロンドン・NYの切替時刻に縦線を入れる。
- 指標前後を比較する場合は、発表30分前と直後30分を縦線で区切り、挙動をログ化。
補助学習として、時間帯の伸び/失速の傾向はBBの順張りEA検証やRSIの逆張りEA検証の実例を見ると具体化しやすいです。
ラインの見方と実戦フロー(入る前・入る時・出る時)
入る前:混雑と余白を地図化
まず直近の価格がどのキリ番帯にいるかを把握します。帯の中腹では伸びしろが限定されやすく、次の節目までの余白(距離)が小さいなら見送り候補です。モメンタムの裏取りに迷うときは、RSIの基本で“過熱”を、トレンドの張り付きはBBのバンドウォークの概念で補助すると読み違いが減ります。
入る時:節目×ローソクの同意
反発・ブレイクいずれも、節目に触れた直後のローソク足の実体・ヒゲの向きで判断を補強します。迷う時は時間グリッドでセッションの流れを確認し、逆行リスクが高い時間帯は回避します。節目抜けの信頼度を上げたいなら、節目前に出たRSIダイバージェンスの有無をログ化しておくと、期待値の上下が見えてきます。
出る時:次の節目・時間を先に決める
利確は「次のキリ番手前」か「次のグリッド」までを目安に。損切りは直近の小さなスイングか、反対側のキリ番の外側に置きます。BBの±3σで“伸び止まり”の傾向を学ぶには半年EA検証(BB)が参考になります。
危険時の運用(指標前停止・連敗停止・ロット固定)
- 高インパクト指標の30分前からは新規見送り。既存ポジは分割で圧縮。
- 連敗が3回続いたら一時停止し、どの節目で逆行したかを必ず振り返る。
- ロットは連勝・連敗に関わらず固定。サンプル数を先に貯める。
類似概念の検証サンプルとして、節目系の代表格であるピボットは「R/S×逆張り・R3/S3順張り」EA検証で傾向を掴めます。キリ番との“効き方の違い”を対比しておくと、フィルタ設計が早まります。
実戦シナリオ(伸びた/伸びない/ダマシ)
以下はイメージです。条件やログの残し方の参考にしてください。
ブレイクで伸びたケース
日付: 2025-10-12 14:30 通貨: EURUSD 時間足: M15 状況: 1.0900(キリ番)をロンドン初動でブレイク 入る時: 陽線実体が1.0900上で確定→次足の押し目でIN 出る時: 次の節目1.0950の手前で利確 学び: セッション切替×キリ番一致で走りやすい 参考: 伸びの背景はBBの張り付き(バンドウォーク)。基礎は「BBの使い方」で図解。
節目手前で失速(伸びない)
日付: 2025-10-20 10:10 通貨: USDJPY 時間足: M5 状況: 150.80から上昇→151.00手前で揉み合い 入る時: 1分足の加速に釣られて早仕掛け→伸びず 出る時: 151.00に触れず反転、同値撤退 学び: 次の節目までの「余白」が小さい場面は見送り 補強: 事前にRSIの過熱とRSIダイバージェンスを併読。
ダマシ:一瞬抜けて戻る
日付: 2025-10-28 21:30(米指標) 通貨: GBPUSD 時間足: M5 状況: 1.2600をヒゲで上抜き直後に全戻し 入る時: ニュース直後の乱高下を避けたら回避できた 出る時: 逆指値に触れて小損 学び: 指標×キリ番はまず様子見が無難 対策: 30分ルール+期待値の下がる時間帯の回避
よくある反論への先回り
- 「線が多くて見づらい」→ キリ番を太線、補助を細線に分け、間隔は100/50の2層までに抑える。
- 「EAだけの方が早い」→ 裁量判断を減らしたいほど、どの節目でEAが負けやすいかの把握が有効。フィルタで勝率を底上げできる。
- 「通貨ごとに最適が違う」→ まずは共通設定(100/50、H1)で30日ログを集め、例外だけ個別最適化。
口コミの傾向
- 検証の画面が整理され、勝ちパターンと負けパターンの差が見えやすくなったという声。
- 線の数が多くなる設定では視認性が落ちるため、間隔のチューニングが重要という指摘。
- セッション区切りを入れると、時間帯の癖が把握しやすいというコメント。
価格・サポートの確認
価格、対応バージョン(FT2/3/4/5 ほか)、更新やサポート方針は販売ページをご確認ください。検証目的に合致するかを先に決めてから購入すると失敗が減ります。
購入前チェックリスト
- 自分の検証テーマ(トレンド/逆張り/時間帯)は決まっているか。
- キリ番間隔を2層(基本/補助)までに整理できているか。
- 時間グリッドはH1を基本に、必要時のみM15を併用する運用にできるか。
- 最初の30日は設定固定でログを残す計画があるか。※補助教材:RSIのEA検証で“勝ち筋の言語化”を確認。
30日ミニ検証プラン
- 対象通貨3つを選定(USDJPY/EURUSD/GBPUSDなど)。
- キリ番100/50、時間グリッドH1に固定して運用。
- 「入る前→入る時→出る時→見送り基準」を毎回メモ。
- 勝ち/負けの直前節目を集計し、相性の良い場面だけを抽出(参考:BBのEA検証)。
プロ視点の理由付け
キリ番と時間は、参加者の注文が集まりやすく人間の判断も揺れやすい構造的な節目です。裁量の精度を上げる近道は、チャートに「どの節目で何が起きやすいか」を常時映しておくこと。可視化によって観察→仮説→検証のサイクルが短くなります。
なお、MT4派で実運用に落とす場合は、節目読みと相性の良い「矢印サイン」系やダイバ系の活用も候補です(例:RSIダイバージェンス)。検証で“効く場面”を先に特定しておくほど、再現性のあるルール化が楽になります。
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FAQ
- Q. どの時間足で使うのが良いですか?
A. まずはH1を基本に、細部だけM15で補助する方法がバランス良いです。時間帯の“伸び止まり”はBBの使い方も参考に。 - Q. 通貨ごとに設定は変えるべき?
A. はい。標準は100/50ですが、ボラの高い通貨は200/100にすると見やすくなります。 - Q. EA運用にも役立ちますか?
A. 背景の節目を把握することで、EAのフィルタ設計や手動の介入基準に活かせます。検証の進め方はRSIのEA検証やMACDのEA比較検証が具体的です。 - Q. セッション区切りは必須?
A. 必須ではありませんが、ロンドン初動の伸びなど時間帯の癖を掴みやすくなります。 - Q. 最初にやるべき検証は?
A. 30日間、設定固定でログを集め、勝敗の直前節目を集計するのがおすすめです。ダイバの効き方はRSIダイバ検出で視覚化すると検証効率が上がります。


