MT5ShiftChartの評判・使いどころ・注意点｜チャート検証を「基準化」する方法

MT5ShiftChart｜複数時間足で“同一点”を垂直線同期し、検証を標準化する

本記事では、MT5ShiftChartの基本仕様と注目ポイントを整理し、実戦での使いどころを解説します。読み終えるころには、「検証ログの取り違えが起きない見方」をそのまま明日から適用できる状態になっているはずです。

本記事のテーマ：
累計2,359本以上売れている人気MT5インジケーターの“活かし方”レビュー（検証の標準化）

まず最初に押さえておきたいポイントは…

結論として、複数時間足の“同一点”を迷わず追えることが最大の価値です。専用の垂直線で位置を同期でき、日本時間表示や夏時間（DST）判定にも対応します。次の一歩として、まずは土日の振り返りや過去検証で操作手順を固めてから、実運用の場面へ段階的に移すとスムーズです。

記事の信頼性

るなまる

データ分析会社の代表として、国内大手IT・通信グループで培った仮説→検証→改善の実務手順をMT5の検証・運用にも適用しています。

KPI設計・A/Bテスト・LTV分析の実務経験を基に、裁量の「感覚」を数値化して運用に落とし込みます。本記事は一次情報をもとに、活用すべき場面と見送る基準を客観的に整理します。

まず最初に押さえておきたいポイントは…
記事の信頼性
対象読者と前提
導入と初期設定
“同一点”の見方と実戦フロー
危険時の運用
実戦シナリオ
よくある反論への先回り
口コミの傾向
価格・サポートの確認
購入前チェックリスト
30日ミニ検証プラン
プロ視点の理由付け
FAQ

対象読者と前提（向く／向かない）

MT5ShiftChartは、時間足ごとの動きを並行で確認する検証を頻繁に行う方に向きます。複数チャートの同期移動で、1時間→5分→1分と掘り下げても見失いにくくなります。一方で、エントリー判断を自動化するシグナルを求める方には適しません。用途はあくまで「見たい位置へ素早く辿る」ための操作効率化です。

なお、同一点比較の効果を最大化するには、移動平均線（MA）の基礎で上位足の流れを素直に掴み、RSIの使い方やボリンジャーバンドのボラ把握と組み合わせて、観察視点を固定すると再現性が上がります。

想定ユースケース

週末の振り返りで、伸びた局面の下位足構造を素早く追い直す（MA×RSIの着眼点はMA／RSI解説が復習に最適）
チャート画像の作成・共有（学習会やブログ用のキャプチャ）。確定足運用を徹底するならローソク足の残り時間表示が便利
検証ログの標準化（同一点の比較を前提にコメントを残す）。基準化の具体例はEA検証シリーズ（例：MACDの使える条件を比較）が参考になります

導入と初期設定（時間足・銘柄・フォーマット）

導入は通常のインジケーター設置と同様です。MT5の対象チャートに適用し、専用の垂直線を使います。日本時間表示はデフォルトで見やすく、必要に応じて夏時間（DST）判定をオンにします。フォーマット指定タグで「20:00」→「10/01(土) 20:00」のように拡張表示も可能です。まずは日足・4時間・1時間・15分の4枚で構成し、位置同期の挙動を体で覚えると良いでしょう。

項目	推奨	理由
時間足構成	日足/4H/1H/15M	大局→中期→短期の俯瞰と掘り下げの往復がしやすい
DST設定	ブローカーに合わせてON/OFF	日本時間表示を実運用の時刻と一致させるため
表示フォーマット	「MM/DD(ddd) HH:mm」	レビュー/共有時に誤読が少ない

“同一点”の見方と実戦フロー（入る前・入る時・出る時）

本ツール自体はシグナルを出しません。代わりに「同一点を多時間足で整然と見る」体験を提供します。入る前は上位足で流れと節目を把握（補助：移動平均線の基本）、入る時は下位足でプルバックの深さや勢いを観察（補助：RSIの勢い判断）、出る時はブレイク／失速のタイミングを再現性のあるスクリーンショットとともに残します。情報の取り違えを防ぐため、垂直線の位置を固定したまま時間足を切り替え、コメントを付けて画像を保存すると復習効率が上がります。確定足徹底なら、ローソク足の残り時間表示が相性◎です。

危険時の運用（指標前停止・連敗停止・ロット固定）

検証で手元の判断が拡散しやすい場面では、あえて操作を止める基準を先に決めます。例：「重要指標の前後30分は検証ログを取らない」「3シナリオ連続で仮説が外れたらセッションを一旦終了」「テスト売買のロットは固定で可視化目的に限定」。また、価格接近の監視は自動化しておくと迷いが減ります（関連：水平線ブレイクでアラート、スプレッド常時表示）。

実戦シナリオ（伸びた／伸びない／ダマシ）

垂直線同期の強みは、「伸びた理由／伸びなかった理由」を多時間足で同一点から辿れる点です。以下はイメージです。

ケースA：伸びた（上位足トレンド継続）

09:45 1Hで上昇トレンド継続中の押し目候補をマーク
09:50 15Mで下落失速→小陽線包みを確認
09:55 5Mで高値切上げ、同一点で再エントリー可否を判断（補助：BBの“走り”の見極め）

ケースB：伸びない（ボラ低下）

13:05 4Hの持ち合いレンジ中央をマーク
13:10 15Mでヒゲ連発、出来高細りで様子見
13:20 1Hの移動平均が水平、優位性が薄く見送り（再学習：MAの角度×並び）

ケースC：ダマシ（指標直後の乱高下）

21:29 1Hで節目をマーク、21:30 指標発表
21:31 5Mで上下に拡散、同一点を起点に騙しを可視化
21:40 15Mの確定足で方向判断を翌日に持ち越す（徹底策：確定足タイミングの固定）

よくある反論への先回り

「同期しなくても手動で見返せる」→時間足を切り替えるたびに位置を見失いやすく、検証ログの一貫性が下がります。
「シグナルが無いなら不要」→本ツールは判断の材料を取り違えない土台です。エントリー根拠は別レイヤーで補いましょう（例：RSIダイバージェンスの可視化で転換/継続の文脈を補強）。
「MT4では使えない？」→本商品はMT5専用です。MT4中心の方はインジ導入の基本や、実運用寄りのサイン系（例：MA×BB×RSI矢印サイン）を検討してください。