【検証】MACDは“使える”のか?|交差角度ロジックを加えたEAで5分/15分/60分を比較

【検証】MACDは“使える”のか FX手法検証

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【検証】MACDは“使える”のか?|交差角度ロジックを加えたEAで5分/15分/60分を比較

標準のMACDクロスはレンジで“往復ビンタ”になりがち。交差角度(深度)フィルタを追加したEAで、足種別の優位性とスプレッド耐性を検証しました。


関連:MACD矢印サイン

この記事でわかること

  • 標準MACDクロスEAと交差角度フィルタ付きEAの成績差
  • 5分/15分/60分の足種別での期待値とスプレッド耐性
  • 回避したいエントリー(ジグザグ交差)の判別例
  • 次に試すべき相性の良い自作インジとの組み合わせ

MACDの基本と課題(レンジの“往復ビンタ”)

MACDゴールデンクロス
MACDライン×シグナルラインの交差で売買。レンジ局面の細かな交差が損失要因になりがち。

検証条件

  • 期間:2020/05/01〜2020/10/31(6か月)
  • データ:MT4ヒストリカル(ドル円)/時間帯:9時〜深夜3時
  • 時間足:5分・15分・60分(※標準→角度ロジック追加の順で検証)
  • ロット:0.1、TP/SL:各30pips、スプレッド:1pips
  • 口座:GemForex(レバレッジ1000倍)

① 標準MACDクロスEAの結果

標準MACD EAの損益
半年で資金10万円→約1.1万円に低下。レンジでの連続損失が主因。

原因の代表例がこちら。交差が浅い位置でジグザグしているため、ダマシ連発に。

浅い交差の連発

② 交差角度(深度)ロジックを追加

過去に公開した MACD×角度判定の矢印サイン をEAへ応用。
“より深い位置での交差のみ”を有効化し、浅いジグザグ交差を除外します。

交差角度ロジックを追加したEA

5分足:取引数は半減も、収益はまだマイナス

→ スプレッド耐性が弱い足では、角度フィルタだけでは足りない。

足種別の成績(角度ロジック後)

15分足:+3,289円

15分足の収益グラフ
15分足の統計

60分足:+3,139円

60分足の収益グラフ
60分足の統計

所感

  • 角度フィルタでダマシ頻度は低減。ただし5分足ではスプレッド負担が重い
  • 15分/60分は微益〜横ばい。単独で“太くは稼がない”が裁量の補助としては機能。

次の一手:相性の良い自作インジで“勝ちどころ”を絞る

まとめ

  • 標準MACDクロスはレンジの浅い交差で損失が膨らみやすい。
  • 交差角度フィルタでダマシは減少。15分/60分なら微益〜横ばいで、裁量や他インジの補助軸として有効。
  • “勝てる設計”に寄せるなら、相性の良い自作インジ時間帯・ボラ・スプレッド条件を併用してシナリオ限定に。

免責:本記事は情報提供を目的とした一般的な解説です。まずはデモ口座で再現性をご確認ください。

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