対象読者と前提

向く人・向かない人

検証と本番の時間軸のズレで、指標やセッション切替の位置が再現できないと感じている方に向いています。一方、海外時間のままでも困っておらず、週6本の日足での検証に違和感がない方には優先度は低いでしょう。

導入と初期設定（時間足・銘柄・フィルター）

基本の導入手順

1. インジを導入後、JST設定とDST（サマータイム）の自動補正が有効か確認します。
2. 日足が週5本（土日を除く）で生成されているか確認します。
3. ローソク足の残り時間表示が現実の時間と一致するかをチェックします（実運用段階では、MT4側は残り時間の常時表示インジで同じ視界を再現できます）。

時間情報の見方と検証フロー

入る前（コンテキスト）

セッションの切替前後（東京→ロンドン、ロンドン→NY）はボラティリティが変化しやすく、判断の基準も変わります。時間情報をチャート上に重ねて「どの時間帯の値動きか」を最初に把握します。たとえば順張りで攻めるなら、走り出しの質を見る意味でBB×RSIの順張り設計の考え方が参考になります。

入る時（根拠の固定）

ルール化したエントリー条件に加え、時間帯と足の残り時間で「待つ/見送る」を決めます。たとえば足の残り1～2分での新規判断は見送り、確定足での再確認を基本とします。実運用では、確定足の徹底に残り時間の常時表示が強力に効きます。

出る時（再現性の確保）

同じ時間帯・同じ足確定条件で記録を取り、次回の判断に流用します。検証ログには「JSTでの時刻」「足の確定/未確定」を必ず併記。指標系の勢いが落ちやすい時間帯などは、検証例としてボリンジャーバンドの半年検証やMACDの足種別比較が示す癖も参考になります。

2025-10-15 16:30 JST / GBPUSD M5
東京→ロンドン切替でボラ拡大。残り時間2分は見送り、確定足で押し戻し確認後に成行。
利確はNY入りの手前で分割。

危険時の運用

• 重要指標の1時間前からの新規判断は停止。
• 連敗2回で一時停止し、時間帯と根拠の整合を点検。
• 検証期間中はロット固定、結果に応じたロット調整は本番移行後に検討。

なお、板が薄くスプレッドが広がる時間帯はシンプルに不利です。実運用ではスプレッド常時表示で“広がり”を視野に入れておくと判断が安定します。

実戦シナリオ

伸びたケース

ロンドン入りでのブレイクは継続しやすい局面があります。JST表記でセッション境界を意識し、押し戻しでの追随を検討します（順張り評価の物差しとしてはBB×MACDの基準化も有効）。

伸びないケース

NY前の手仕舞いで勢いが鈍ることがあります。時間帯が変わる直前の新規は見送る判断が安定します。

ダマシに見えたケース

週明け（月曜早朝）の薄商いはスパイクが出やすく、JSTで「月曜1本目」を把握していれば回避しやすいでしょう。転換の目印は、後段のMT4移行時にRSIダイバージェンス可視化で補助できます。

よくある反論への先回り

• 「海外時間のままでも慣れれば良い」→共有や再検証が難しく、学習コストが増えます。
• 「無料の時計で代用できる」→日足本数（週5本）や足の残り時間まで揃えられない場合があります（本番は残り時間やMACDライン表示など、判断の土台を画面に固定すると再現性が伸びます）。

口コミの傾向

公開レビューでは「設定が簡単」「JST・DSTの自動調整で迷いが減る」「価格が手頃」といった要点が目立ちます。詳しい口コミは販売サイトの公開レビューでご確認ください。本記事では要点のみを整理しています。

価格・サポートの確認

購入前チェックリスト

• JST表示とDST自動調整が必要か（検証と本番の差をなくしたいか）。
• 日足が週5本で表示されるかを重視するか。
• 検証ログに「時刻」「確定/未確定」を残す運用に切り替えられるか。

※ 実運用での“確定足徹底”は、MT4側の残り時間常時表示と相性が良いです。

30日ミニ検証プラン

1. JST/DST設定＋週5本日足を確認。
2. 2週間は「入らない練習」：足の残り時間を見て確定まで待つ。
3. 後半2週間はサイズ固定で記録し、時間帯×パターンで勝ちやすさを集計（順張り寄りの型はBBの使い方、逆張り寄りはRSIの型が導線になります）。

プロ視点の理由付け

時間軸の統一は、判断ルールの再現性とチームやコミュニティでの共有性を同時に高めます。検証と実運用で同じ時刻・同じ確定条件を使うと、迷いが自然と減っていきます。MT4移行時の実装は、必要に応じてMACD×RSIのダマシ抑制やBB±3σの逆張り基準などで“ルールの骨格”を固定しておくとブレません。

本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。投資判断はご自身の責任で行ってください。相場状況・仕様・価格は変更されることがあります。