【MT4】MACDダイバージェンス検出インジ｜転換と継続をラインで自動可視化

価格とMACDの逆行現象（ダイバージェンス）と継続示唆（ヒドゥンダイバージェンス）を自動検出し、チャート上にラインを描画するMT4用インジケーターです。

「そろそろ転換か？まだトレンド継続か？」という判断を、実線（転換）と点線（継続）で明確に区別。
裁量の「勘」を排除し、再現性のあるエントリー基準を作るために設計しました。

るなまる

こんにちは、データアナリストのるなまるです。
ダイバージェンスは強力なサインですが、あとから見れば分かるのに、リアルタイムだと見逃してしまうことが多いですよね。
このツールは、そんな「見逃し」と「主観的なライン引き」を防ぐために開発しました。

このインジが向いている人

「そろそろ天井/大底かも」と感じる場面で、客観的な裏付けが欲しい人
押し目買い・戻り売りで、継続なのか転換なのかの判断がぶれがちな人
チャート検証をスクショで残しているが、ダイバの有無を毎回手描きするのが面倒な人
確定足ベースで、リペイントのないサインを探している人

機能と仕様の概要

項目	内容	補足
検出対象	ダイバージェンス／ヒドゥンダイバージェンス	実線＝転換、点線＝継続で色分け
表示先	チャート／サブウィンドウ	両方表示も可能。ライン太さ調整可
判定基準	確定足ベース	リペイントなし
価格	¥2,980	買い切り版

ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの違い

■ ダイバージェンス（転換の予兆）
価格は高値を更新しているのに、MACDの山は切り下がっている状態（またはその逆）。
「価格は上がっているが、上昇の勢い（モメンタム）は落ちている」ことを示し、トレンド終了や反転のサインとなります。本インジでは実線で描画されます。

■ ヒドゥンダイバージェンス（継続の予兆）
上昇トレンド中に価格が安値を切り上げているのに、MACDは安値を切り下げている状態など。
「価格の調整に対して、オシレーターが過剰に反応している（売られすぎ）」ことを示し、トレンド継続（押し目買い・戻り売り）のサインとなります。本インジでは点線で描画されます。

⚠️ 「強いトレンド中」の逆張りは危険

ダイバージェンス（転換サイン）は強力ですが、非常に強いトレンドが発生している最中に出ると「ダマシ」となり、そのままトレンドが継続することがあります。
これを防ぐには、事前に「今はトレンドが強すぎる状態か？それともレンジ気味か？」を環境認識しておくことが必須です。

全通貨ペアのトレンド状態を1秒で監視できる『環境認識Pro』と組み合わせることで、「トレンドが弱まってきた通貨ペア」や「レンジ上限」など、反転しやすい環境だけを狙い撃ちできるようになります。

推奨する使い方の流れ

環境認識：
H1やH4で大きな流れを確認します。「買い目線」ならヒドゥン（押し目）を、「レンジ上限」ならダイバ（反転）を狙うなど、シナリオを立てます。
ラインの確認：
本ツールが自動描画したラインを確認します。「どの山とどの山が反応しているか」を視覚的にチェックできるため、判断の迷いが消えます。
エントリー判断：
ラインが出たからといって即エントリーではありません。
『CandlePattern5』などで「包み線」や「ピンバー」などのプライスアクションが出たことを確認してから入ると、精度が格段に上がります。

ローソク足プライスアクションとの組み合わせ

ダイバージェンスは「勢いの変化」を捉えるツールですが、そこにローソク足の「足型」を重ねると、エントリーの精度がさらに向上します。

例えば、『CandlePattern5』を併用し、「MACDダイバージェンス（転換示唆）が出た箇所で、反転パターンのローソク足も重なっているか」を確認します。

「モメンタムの変化＋プライスアクション」が揃った場面のみエントリー候補にする、といった強弱の付け方が可能になります。

設定の目安

項目	初期値	使い分け
Fast/Slow/Signal	12/26/9	一般的なMACD設定。速い設定＝反応は早いがノイズも増えやすい／遅い設定＝反応は遅いが精度重視。
表示先	チャート本体 or サブウィンドウ	検証フェーズではサブウィンドウでMACDの波形も見ながら確認。裁量トレードではチャート本体に重ねて表示するとゾーン認識がしやすくなります。
ライン太さ	1〜5	背景色に合わせて、スクショに写しても区別できる太さに調整してください。