チャートが動き出すと、プランを書くより先に手が動きそうになります。「今入らないと置いていかれるかも」「ここで入らないともったいない」。
そう思うと、損切り位置や見送り条件を書く前に、もう入ってしまう。そのときは、それっぽい理由があった気がするんです。
でも負けたあとに見返すと、「結局、なんで入ったんだっけ」と分からなくなる。頭の中は、「またやった」「でも次は戻したい」で、だんだんぐちゃぐちゃになっていきます。
ここで自分を責めても、正直あまり次につながりません。トレードプランは、きれいに反省するための紙ではなく、負けたあとに「見立てが違っただけなのか、途中で自分が予定を変えたのか」を、あとから見るためのメモです。
タクヤ動いてるのを見ると、書く前に入っちゃうんですよね。あとで「なんで入ったんだっけ」ってなるのに、その瞬間は置いていかれそうで。書いても守れないことも多いです。
るなまる分かります。動いてると、書くより先に手が動きそうになるんですよね。意志が弱いというより、入る前に一回止まる場所がないだけかもしれません。全部書かなくて大丈夫なので、まずは損切り位置と見送り条件の2行だけ残してみるくらいで十分です。あとの自分が、けっこう助かります。
エントリー前に一枚で確認するトレードプラン
トレードプランは、予想を当てるためではなく、入る条件と見送る条件を先に固定するためのメモです。方向、根拠、エントリー、損切り、利確、数量、コスト、見送り、取消条件を一つの表にします。
記入例:架空の価格だけで作る
以下は説明用の架空例で、実在の通貨ペアや現在の相場を対象にした推奨ではありません。
| 項目 | 架空のプラン |
|---|---|
| 方向 | 条件成立時のみ買いを検討 |
| 根拠 | 仮想ペアAで条件AとBが確定 |
| エントリー | 100.00 |
| 損切り | 99.70 |
| 利確 | 100.60 |
| 数量 | 損切り時の損失が上限900円以内になる量 |
| コスト | スプレッド0.02を事前に加味 |
| 見送り条件 | スプレッド0.05超、または条件Bが未確定 |
| 取消条件 | エントリー前に99.70へ到達、または予定時刻を経過 |
価格が動いても、エントリー後に損切りを遠ざけないことが重要です。数量を先に固定するのではなく、損切り幅と許容損失から逆算します。どれか一項目を埋められない場合は、取引を見送る判断もプランに含めます。
負けたあと、「なんで入ったんだっけ」になりやすい
負けたあとにいちばん困るのは、金額そのものより「何を直せばいいのか分からない」ことです。同じ「負け」でも、中身は2通りに分かれます。
同じ「負け」でも、原因は2通り
- 見立てが違った:決めていた損切り位置に来て、そのまま切れた。それでも負けた。
- 途中で予定を変えた:損切り位置に来たのに、「もう少し戻るかも」と自分でずらして粘り、さらに負けた。
どちらも、悪いことではありません。ただ、次に見る場所が変わるだけです。前者なら見直すのは「相場の見方」。後者なら見直すのは「入る前に止まる仕組み」です。
困るのは、入る前に何も残していないと、終わったあとにこの2つの見分けがつかないこと。両方とも「なんとなく負けた」で終わってしまい、次も同じところでつまずきます。プランは、この見分けのために、先に数行だけ残しておくものです。
入ったあとに探す理由は、自分に都合よく見えやすい
入ったあとに理由を探すと、不思議なくらい自分に都合のいい説明が見つかります。勝ったときは「自分の判断が良かった」、負けたときは「相場が荒れていた」。これは誰にでも起きます。
だからこそ、入る前の数行があとで効いてきます。書いた紙が手元にあると、終わったあとの言い訳と、入る前に本当に考えていたことを、並べて見られる。入る前のメモは、未来の自分へのちょっとしたブレーキになります。
損切りを決めずに入ると、2,000円のつもりが6,000円になる
数字にすると、書かないことの重さが見えてきます。
たとえば、2,000円で撤退するつもりで入ったとします。でも損切り位置を先に決めていなかった。「もう少し戻るかも」と見ているうちに、気づけば6,000円。差は3倍です。
そして、効いてくるのは金額だけではありません。2,000円の負けなら、まだ「次はどこが違ったか見てみよう」と思えます。でも6,000円まで広がると、「次で戻したい」が先に出る。同じ1回の負けでも、そのあとに見るチャートが、まるで別物になってしまうんです。
損切り位置を1行だけ書いておくのは、この「取り返したい気持ちで次を始める」を、少しだけ手前で止めるためです。
プランに書くのは、この6つ(でも最初は2つでいい)
難しい書式はいりません。あとから自分が読んで、何を考えていたか思い出せれば十分です。
プランに残しておきたい項目
- 環境認識:上位足の流れ、レンジ、意識していた水準
- 根拠:何を見て入ろうとしたか
- 損切り:「この前提は崩れた」と判断する位置
- 利確:到達を見ていた目標
- 許容損失:1回で受け入れる損失額
- 見送り条件:入らないと決める条件
全部をきれいに埋めなくて大丈夫です。最初は「損切り位置」と「見送り条件」の2行からで構いません。それだけでも、負けたあとの見分けには足ります。
「入らない条件」も1行だけ
「入る条件」だけ書いて、「入らない条件」を書かない人は多いです。でも、あとで効いてくるのは、この1行だったりします。
「根拠が1つしかないなら、今回は見送る」「指標の直前は触らない」。こう書いておくと、動いているチャートを見て手が動きそうになったとき、その一文が一瞬だけブレーキになります。未来の自分が少し冷静になれる、くらいの感覚で大丈夫です。
家計簿と同じで、責めるためではなく、あとで見るため
少しだけ、数字を扱う仕事をしている立場からの見方を。
家計簿は、無駄遣いを責めるためにつけるものではありません。あとから「外食が多かったのか、固定費が増えたのか」を見るためのものです。原因が分かれば、来月どこをいじればいいかが見えてきます。
トレードプランも同じです。自分を責めるためではなく、負けたあとに「最初の見立てが違ったのか、途中で予定を変えたのか」を見るために残します。
プランは、未来を当てるための紙ではなく、あとで自分の取引を並べて見るための記録です。
入る前に一度、手を止める場所として
頭の中だけで済ませると、勝っている時ほど甘く見積もりがちです。だから、入る前に一度だけ書き出してみてください。
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トレードプラン作成ジェネレーターで、入る前に一度手を止める
最初から完璧なプランを書く必要はありません。損切り位置と見送り条件の2行だけでも、あとで読み返せる材料が残ります。入力内容は外部送信されません。
取引が終わったら、書いたプランと結果を並べてみてください。「見立てが違ったのか、途中で予定を変えたのか」が、自分の目で見えてきます。
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プランを考えるときは、損切り幅やロット、取引後のメモも一緒に見ると、次に変えるポイントが見えやすくなります。
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よくある質問
毎回プランを書くのは、正直めんどうです
最初の1か月は2行で十分です。「損切り位置」と「見送り条件」だけでも、負けたあとの見分けには足ります。慣れてきてから項目を足せば大丈夫です。
どこまで細かく書けばいいですか?
細かさより、「あとで読んで、自分が同じ判断を思い出せるか」が目安です。長い文章より、「ここまで来たら前提が崩れる」という一言が1つある方が、後で効きます。
書いても、その通りにできない時があります
守れない原因は、意志の弱さより、損切り位置が根拠と少しズレていることが多いです。守れなかった回こそ残しておいて、自分を責める前に、置き方のほうを少し変えてみてください。
プラン通りに動いて、それでも負けたら?
それは「見立てが違った」とはっきり言える負けです。次に見直すのは相場の見方だけで済みます。予定通りの負けは、けっこう良い情報になります。
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取引ルールを決めたら、口座条件も確認しておく
損失許容額やロット数を決めるときは、実際に使う口座の取引単位、必要証拠金、スプレッドも関係します。松井証券FXは「100円から」など少額取引に関する案内もあるため、取引条件を公式情報で確認しておくと、あとで迷いにくくなります。
※FX取引には元本割れのリスクがあります。サービス内容や取引条件は、公式情報でご確認ください。
まとめ:プランは、当てる紙ではなく、あとで分ける記録
負けたあとに困るのは、「見立てが違っただけ」なのか「途中で予定を変えた」のか分からないことです。入ったあとに探す理由は自分に都合よく見えるので、入る前に数行だけ残しておきます。
損切り位置を決めずに入ると、2,000円のつもりが6,000円になり、次を取り返したい気持ちで始めてしまう。だからこそ、プランは当てるための紙ではなく、あとで見分けるための記録として使います。最初は2行で十分です。
次の取引の前に、トレードプラン作成ジェネレーターで、損切り位置と見送り条件の2行だけでも書き出してみてください。
本記事は、取引前の考えを書き残して後から見直すための学習用のまとめです。実際の取引では損失が出ることもあるため、資金量とご自身のリスク許容度を確かめたうえで判断してください。
