ローソク足パターンの基本|はらみ足・包み足・三羽烏を学ぶ

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ローソク足パターンはらみ・包み・三羽烏(テクニカル分析)。チャート確認・学習の補助としての解説記事。

長いヒゲが出ると、「反転しそう」と思うことがあります。大きな陽線を見ると、「ここから強いかも」と感じることもある。形を覚えた直後ほど、その形が出ると手が反応します。

でも、形だけ見て入ると、すぐ反対側へ動かされることがあります。あとから見ると、そこはレンジの真ん中だったり、上位足では流れと逆だったりする。

このとき困るのは、ローソク足の形を知らなかったことではありません。形だけを見て、それがどこで出た足なのかを見ていなかったことです。

ローソク足は、「この形が出たら次にこうなる」と当てるためのものではありません。その足の中で、どちらが押して、どこで押し返され、どの場所で迷いが出たのかを読むためのメモです。この記事は、その読み方の話です。

男性トレーダーのタクヤタクヤ

長いヒゲとか包み足っぽい形を見ると、つい反応しちゃうんですよね。この形ならいけそう、って思うんですけど、あとから見ると全然いい場所じゃなかったりするんです。

るなまるるなまる

分かります。形を覚えると、すぐ使いたくなるんですよね。でもローソク足は、形だけで見るとけっこう振られます。同じヒゲでも、高値圏なのか、レンジの真ん中なのかで意味が変わるので、「どこで出た形か」まで一緒に残すと、あとから比べやすくなりますよ。

形の定義と発生位置を分ける

次は形を説明する仮例で、将来の値動きを示す実例ではありません。はらみ足は後の実体が前の実体内へ収まり、包み足は後の実体が前の実体を覆う形です。三羽烏は陰線が続き、段階的に終値を下げる並びを指します。

同じ包み足でも、長い上昇後の高値圏と、狭いレンジの中央では背景が違います。はらみ足も、値幅縮小を示すだけで次の方向を決めません。

形を見つけたら、発生位置、直前の高値・安値、上位足、出来上がった足かを確認します。後から都合のよい形だけを選ばず、条件を固定して記録します。

ローソク足は、未来を当てる形ではない

「この形が出たら強い」と聞くと、その形を見つけるたびに反応したくなります。覚えた直後ほど、使ってみたくなる。気持ちとしては自然です。

ただ、ローソク足は次の値動きを言い当てる記号ではありません。1本の足は、その時間の中で、買い手と売り手のどちらが押して、どこで押し返されたかが残ったメモのようなものです。長い上ヒゲは「いったん上へ行ったけれど、押し戻された跡」。大きな陽線は「その時間は買い手のほうが強かった跡」。それ以上でも以下でもありません。

跡を読むのは、次を当てるためではなく、今その場所で何が起きていたのかを知るためです。同じ跡でも、出た場所が変われば、意味も変わります。

同じ形でも、どこで出たかで意味が変わる

同じ長い上ヒゲでも、高値圏で出たのか、レンジの真ん中で出たのかで、見え方はまったく違います。高値圏での押し返しと、まだ動く余地のある真ん中での押し返しは、同じヒゲでも背景が別物です。

大きな陽線も同じです。下落が続いた後の戻りで出たのか、上位足の流れに沿った動きの中で出たのかで、その後に確認したい場所が変わります。形は同じでも、置かれた文脈で読み方が変わる。

だからローソク足は、形だけを切り取って判断するのではなく、場所・直前の流れ・上位足とセットで見ます。形の名前を覚えること自体が目的ではなく、「どこで出た形なのか」まで見て、はじめて材料になります。

10回の取引を、形だけ・場所も見た・上位足と逆で見る

数字にすると、自分のクセが見えてきます。

10回の取引を見返すと、内訳が分かれる

  • 4回:ローソク足の形だけを見て反応していた
  • 3回:レンジの真ん中で形に反応していた
  • 2回:上位足の流れと逆方向だった
  • 1回:場所と流れも一緒に見られていた

勝ち負けだけを見ると、これらは全部混ざります。でも「形だけで入ったのか」「場所も見たのか」を一言残しておくと、自分がどこで手を出しやすいかが見えてきます。多いのは、たいてい形だけで反応した回です。

金額でも同じことが起きます。1回2,000円の損切り予定でも、形だけで入った取引が3回続くと、合計6,000円。金額以上に、「また形だけで反応したかも」という感覚が残ります。ここを残さないと、ローソク足のパターンが合っていなかったのか、使った場所が悪かっただけなのかが、分からないままになります。

ローソク足は単語、場所は文脈

少しだけ、数字を扱う仕事をしている立場からの見方を。あとから比べるには、ローソク足の名前だけでなく、出た場所も一緒に残しておくと気づきやすくなります。

たとえるなら、単語と文脈に近いです。同じ単語でも、前後の文脈が変わると意味が変わる。「大丈夫」が、安心の言葉にも、断りの言葉にもなるのと同じです。ローソク足も、形だけを切り取ると強そうに見えても、どの場所で出たかによって意味が変わります。

だから記録するときは、「長いヒゲが出た」だけでなく、「高値圏で出た長いヒゲ」「レンジの真ん中で出た長いヒゲ」のように、場所まで一緒に残します。

そうすると、同じ形でも何が違ったのかが、あとで自分の目で見えてきます。形は単語、場所はその単語が置かれた文章だと思うと、少し読みやすくなります。

入る前に一度見る項目

形の名前を増やすことからではなく、形に反応したときに、次の項目を一度だけ自分に確認してみてください。

ローソク足を見るときの項目

  • 形:長いヒゲ、大きな陽線・陰線、包み足のように、何が出ていたかを見る
  • 場所:高値圏、安値圏、レンジの真ん中のどこで出たかを見る
  • 直前の流れ:伸びた後なのか、止まった後なのか、もみ合いの中なのかを見る
  • 上位足:短い足の形が、上位足の流れと逆になっていないかを見る
  • あとから説明:なぜその形に反応したのか、一文で残せるかを見る

全部に答えられなくても大丈夫です。最初は「形」と「場所」の2つだけでも、形だけで反応していないかを見るには足ります。

形に反応する前に、一度場所も見る場所として

頭の中だけで済ませると、覚えたての形が出たときほど、すぐ反応したくなります。形に手が動きそうになったとき、一度だけ場所と流れも見てみてください。

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ローソク足パターンクイズで、形と場所をセットで見る

これは形を暗記して終わるためのものではありません。その形がどこで出たのか、直前にどんな動きがあったのかを一緒に見る練習です。「この形だから」だけで反応する前に、一度場所と流れもセットで見てみてください。入力内容は外部送信されません。

クイズを開く

練習でも本番でも、形に反応したときに「どこで出た形か」を一言だけ残しておくと、次に同じ形を見たときに、前回の自分と比べられます。

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ローソク足の見方は、環境認識やトレンド/レンジの見方と一緒に見ると、自分がどこで形だけに反応しやすいかが見えてきます。

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よくある質問

ローソク足の形だけで判断してはいけませんか?

いけないというより、形だけだと同じ長いヒゲが、高値圏でも真ん中でも同じに見えてしまいます。形に「どこで出たか」を一言足すと、次に同じ形を見たときに比べられるようになります。

長いヒゲは反転の目安になりますか?

反転の合図というより、その値段で一度押し返された跡です。高値圏で出た押し返しと、伸びている途中の押し返しは、同じヒゲでも背景が違います。形より、どこで押し返されたかを見てください。

大きな陽線や陰線が出たら、どう見ればいいですか?

勢いだけでなく、出た場所を見てください。下落後の戻りで出た大陽線と、もみ合いを抜けて出た大陽線では、その後に確認したい場所が変わります。同じ大きさでも意味が違います。

ローソク足パターンは暗記した方がいいですか?

名前を覚えるのは入口として役に立ちます。ただ暗記で止まると「形が出た、すぐ反応」になりやすいです。名前より、「どこで出たか」を一緒に見る癖のほうが、あとで効いてきます。

ローソク足パターンクイズでは、何を見ればいいですか?

正解の名前を当てることより、その形がどこで出て、直前にどんな動きがあったかも一緒に見てください。形だけで反応しそうになる自分の癖が、だんだん見えてきます。

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チャートを学んだら、取引環境も確認しておく

ローソク足やテクニカル分析を学んでも、実際の取引ではスプレッド、取引単位、注文画面、スマホアプリなどの条件も関係します。松井証券FXは「100円から」など少額取引に関する案内もあるため、公式情報で取引条件を確認しておくと、あとで迷いにくくなります。


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※FX取引には元本割れのリスクがあります。サービス内容や取引条件は、公式情報でご確認ください。

まとめ:形は単語、読むのはその形が出た場所

覚えたての形が出ると、つい反応したくなります。その気持ちは自然です。ただ、同じ長いヒゲや大陽線でも、高値圏で出たのか、レンジの真ん中で出たのか、上位足の流れと同じなのかで、意味はまったく別物になります。勝ち負けだけを見ていると、その違いが混ざって見えなくなります。

ローソク足は、次を当てる記号ではなく、その場で誰が押して、どこで押し返されたかを読むためのメモです。形に「どこで出たか」を一言足して残すと、自分が形だけで反応しやすい場面が見えてきます。最初は「形」と「場所」の2つだけで十分です。

次にチャートを見るときは、ローソク足パターンクイズで、形だけでなく、それがどこで出たのかも一緒に見てみてください。

本記事は、ローソク足の見方を学習・記録するために整理したものです。実際の取引では損失が出る可能性があるため、資金量とご自身のリスク許容度を確かめたうえで判断してください。

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