
たくや
週明けの月曜って値動きが小さい気がするんですが、実際どうなんですか?

るなまる
今回対象とした5銘柄では、月曜の値動きが最も小さく、金曜が最も大きい結果でした。
先に結論
- USDJPY・GBPJPY・AUDJPY・EURUSD・EURGBPの5銘柄で、月曜の値動きが週内最小、金曜が週内最大という結果でした。
- 前半・後半に分けても同じ方向の傾向でした。
- EURJPY・GBPUSD・XAUUSDでも方向は同じでしたが、値動きの水準そのものが期間中に大きく変化していたため、今回の主要結果には含めていません。
対象銘柄
5銘柄(8銘柄中)
最小
月曜
最大
金曜
検証方法
前半/後半 再現性確認
FXが一番動く曜日はいつ?
時間帯によって値動きの大きさが変わることはよく知られていますが、曜日による違いはどうでしょうか。今回はDukascopy由来のM1データを使い、1分足の値幅(高値−安値)を曜日別に集計しました。
USDJPY・GBPJPY・AUDJPY・EURUSD・EURGBPの5銘柄で、月曜が週内最小、金曜が週内最大という結果になりました。前半・後半に分けて再検証しても同じ傾向です。
今回の検証条件
検証条件の要点
- 対象: USDJPY / GBPJPY / AUDJPY / EURUSD / EURGBP(8銘柄のうち、この5銘柄で確認できました。理由は後述)
- データ: Dukascopy由来のM1データ(高値-安値をpips換算)
- 期間: 2020年〜2026年
- 再現性の確認: 前半・後半に分けて同じ方向の傾向が残るかを確認
実測すると月曜最小・金曜最大だった

| ペア | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 1.980 | 2.095 | 2.190 | 2.225 | 2.367 |
| GBPJPY | 3.197 | 3.307 | 3.402 | 3.474 | 3.638 |
| AUDJPY | 1.949 | 2.072 | 2.107 | 2.131 | 2.199 |
| EURUSD | 1.450 | 1.525 | 1.605 | 1.620 | 1.679 |
| EURGBP | 1.065 | 1.098 | 1.133 | 1.156 | 1.181 |
表1: 曜日別の平均値幅(pips、5ペア)。数値はスマホでは横スクロールでご覧いただけます。
ドル円は月曜1.98pipsに対し金曜2.37pips、ポンド円は月曜3.20pipsに対し金曜3.64pipsと、5銘柄すべてで同じ方向の差が見られました。

みか
全部の銘柄で同じ傾向なんですか?

今回検証した8銘柄のうち5銘柄で確認できました。残り3銘柄は方向は同じでも、期間によって値動きの水準自体が大きく変わっていたので、今回の主要結果には含めていません。
この検証結果を見るときの注意点
- これは統計的な傾向であり、将来のパフォーマンスや売買判断を保証するものではありません。
- EURJPY・GBPUSD・XAUUSDは、傾向の方向は同じでしたが、値動きの水準自体が期間中に大きく変化していたため対象から除外しています。
- 「金曜だから狙うべき」という単純な結論ではなく、金曜は取引時間が短いこと、週末持ち越しの判断も必要なことに注意してください。
FAQ
Q. 今回の5銘柄で一番動いた曜日はいつですか?
A. 今回対象としたUSDJPY・GBPJPY・AUDJPY・EURUSD・EURGBPの5銘柄では金曜日でした。前半・後半どちらの期間でも金曜が最大という結果です。
Q. 一番動きが小さいのはいつですか?
A. 同じ5銘柄で、月曜が週内最小という結果でした。
Q. すべての銘柄で同じ傾向ですか?
A. いいえ。EURJPY・GBPUSD・XAUUSDは方向こそ同じでしたが、値動きの水準自体が期間で大きく変わっていたため、今回の主要結果には含めていません。
まとめ|今回の5ペアでは月曜が最小、金曜が最大
今回の5ペアでは、月曜の平均値幅が小さく、金曜が大きい傾向でした。銘柄ごとの差もあるため、個別の値幅とあわせて確認が必要です。
今回のような曜日ごとの値幅の違いは、チャート上でリアルタイムに確認できます。今日はどの通貨ペアが動きやすいかを一覧で見たい方は、MT5用インジケーター「ボラティリティヒートマップ」も参考になります。
るなまるの検証メモ
Dukascopy由来のM1データから曜日別の値幅を集計し、対象期間を前半・後半に分けて、月曜と金曜の差が同じ方向に残るか確認しました。
次に読む記事
曜日によるスプレッドの違いも知りたい方は、曜日別のスプレッドを見た検証もあわせてご覧ください。
時間帯によるボラティリティの違いを知りたい方は、FXが一番動く時間を見た検証も参考になります。
この記事を書いた人

るなまる|データアナリスト
Python・統計を使ったFXの検証を2018年から継続。長期ヒストリカルデータをもとに、相場でよく聞く説やバックテスト結果を検証しています。 プロフィールはこちら
