FXのスプレッドは何曜日が一番安い?8ペアの実測で分かったこと

8銘柄の曜日別平均スプレッド。金曜が最小。 FX初心者ガイド
みか

みか

スプレッドって曜日でも変わるんですか?時間帯だけかと思ってました。

るなまる

るなまる

今回は主要8銘柄で曜日別に集計してみました。今回の8銘柄では、金曜の平均スプレッドが週内で最小でした。

先に結論

  • 主要8銘柄すべてで、金曜の平均スプレッドが週内で最小という結果でした。
  • 前半・後半の期間に分けて再検証しても、8銘柄すべてで同じ方向の結果でした。
  • GBPJPY・EURUSD・EURGBPの3銘柄では、日曜の平均スプレッドが週内で最も大きい結果も見られました。

対象銘柄

主要8銘柄

検証方法

前半/後半 再現性確認

金曜最小

8/8銘柄で確認

日曜最大

3銘柄で確認

FXのスプレッドは何曜日が一番安い?

スプレッドは時間帯によって変わることはよく知られていますが、曜日によっても違いがあるのか、実測したデータはあまり出回っていません。今回はDukascopy由来のM1(1分足)データを使い、主要8銘柄について曜日別の平均スプレッドを集計しました。

対象期間の集計では、8銘柄すべてで金曜の平均スプレッドが週内最小でした。期間を前半・後半に分けても同じ方向の結果でした。

今回の検証条件

検証条件の要点

  • 対象: USDJPY / GBPJPY / AUDJPY / EURJPY / GBPUSD / EURUSD / EURGBP / XAUUSD
  • データ: Dukascopy由来のM1気配値スプレッド(pips換算)
  • 期間: 2020年〜2026年(XAUUSDのみ2015〜2025年)
  • 再現性の確認: 各銘柄の全期間を前半・後半に分割し、それぞれで統計的に有意かつ数値が安定していることを確認

この記事の数字は市場構造の統計であり、実際の口座で提示される値そのものではありません。実際のコストは口座・時間帯・約定方式によって変わります。

実測すると金曜が全銘柄で最小だった

8銘柄の曜日別平均スプレッド。金曜(赤)がすべての銘柄で最小になっている棒グラフ。
図1: 曜日別スプレッド(月〜金、8銘柄)
ペア日(参考)
USDJPY0.7080.6690.6580.6810.5622.680
GBPJPY2.5322.4012.4352.4752.0998.802
AUDJPY1.0800.9911.0121.0220.8553.977
EURJPY1.1471.1311.1211.1400.9623.554
GBPUSD1.2101.1121.1261.1481.0203.541
EURUSD0.4360.4020.4040.4060.3581.410
EURGBP1.2181.1351.1391.1501.0203.671
XAUUSD3.4133.4433.4303.4123.3464.503

表1: 曜日別の平均スプレッド(pips、8ペア)。日曜列のうち黒字(GBPJPY・EURUSD・EURGBP)は前半・後半で安定を確認済みの数値、グレー表記の5銘柄は参考値(今回の主要結果には含めていません)。数値はスマホでは横スクロールでご覧いただけます。

たとえばドル円は月曜0.71pipsに対し金曜0.56pips、ポンド円は月曜2.53pipsに対し金曜2.10pipsと、どの銘柄でも金曜の平均スプレッドが小さい結果でした。

たくや

たくや

なぜ金曜だけ安くなるんですか?

るなまる

はっきりした理由までは今回の集計では分かりません。参加者の傾向など複数の要因が考えられますが、断定はできません。

日曜のスプレッドは3銘柄で最大だった

日曜(薄商いの週明けセッション)のスプレッドについても確認したところ、GBPJPY・EURUSD・EURGBPの3銘柄で、週内のどの曜日よりも明確に広いという結果が、前半・後半どちらの期間でも安定して確認できました。

金曜(最小)と日曜(最大)のスプレッドを比較した棒グラフ。GBPJPY・EURUSD・EURGBPの3銘柄限定。
図2: 金曜(最小)と日曜(最大)のスプレッド差(この3銘柄限定)

USDJPY・AUDJPY・EURJPY・XAUUSD・GBPUSDについても日曜のほうが平日より広い傾向自体は見られましたが、日曜はサンプル数が平日の1/9程度と少なく、期間を分けて確認すると数値の振れが大きかったため、この記事では確定した事実として扱っていません。

この検証結果を見るときの注意点

  • これは統計的な傾向であり、将来のパフォーマンスや売買判断を保証するものではありません。
  • 金曜は取引時間そのものが短く、週末持ち越しの判断も別途必要です。
  • 今回の数値はDukascopy由来の気配値スプレッドであり、実際の口座の提示値とは異なります。
  • 日曜のスプレッドについては、GBPJPY・EURUSD・EURGBPの3銘柄限定の確認であり、他の銘柄への一般化はしていません。

FAQ

Q. 平均スプレッドが一番小さい曜日はいつですか?

A. 今回の8銘柄では金曜日でした。前半・後半どちらの期間でも、金曜の平均スプレッドが最小という結果です。

Q. 日曜はスプレッドが広いですか?

A. GBPJPY・EURUSD・EURGBPの3銘柄では、日曜が週内で最も広いことを安定して確認できました。他の銘柄でも同様の傾向は見られましたが、今回の基準では確定事実として扱っていません。

Q. この結果はどう使えますか?

A. 曜日別の平均スプレッド差を確認する材料になります。実際の提示値は口座や時間帯で変わるため、売買のタイミングを示すものではありません。

まとめ|金曜の平均スプレッドが週内で最小だった

今回の実測では、主要8銘柄すべてで金曜の平均スプレッドが週内最小でした。前半・後半に分けても同じ方向の結果でした。曜日によるスプレッド差を確認する材料として使えます。

曜日によるスプレッド差が取引コストにどれくらい影響するかを数字で確認したい方は、無料のスプレッドコスト計算ツールも参考になります。

時間帯によるスプレッドの違いも確認したい方は、スプレッドが広がりやすい時間帯の検証もあわせてご覧ください。

曜日・時間帯別の値幅も確認する

曜日別のスプレッド差を確認した後は、曜日と時間帯ごとの値幅も並べると、コストと動きやすさを別々に比較できます。

※この項目には広告リンクが含まれます。最新の仕様・利用条件はリンク先で確認してください。

ボラティリティヒートマップの表示内容を確認する

取引回数ごとのスプレッドコストを計算する

るなまるの検証メモ

Dukascopy由来のM1データから曜日別の平均スプレッドを集計し、対象期間を前半・後半に分けて、金曜の小ささが同じ方向に残るか確認しました。

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曜日によるボラティリティの違いも知りたい方は、曜日別のボラティリティを見た検証もあわせてご覧ください。

時間帯によるスプレッドの違いを知りたい方は、スプレッドが広がりやすい時間帯を見た検証も参考になります。

この記事を書いた人

るなまる

るなまる|データアナリスト

Python・統計を使ったFXの検証を2018年から継続。長期ヒストリカルデータをもとに、相場でよく聞く説やバックテスト結果を検証しています。 プロフィールはこちら

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